「第45回徳島新聞賞(賞金)」の贈呈

平成21年6月1日、徳島新聞社で贈呈式が行われ、受賞した2団体と7人に賞金総額300万円を贈りました。
  受賞者と対象になった功績は次のとおりです。(敬称略)

 

◇社会賞(50万円)
箸蔵 福祉村 はしくら・ふくしむら            
これからの長寿高齢・福祉の時代に対応した明るく住みよい健康的な理想の福祉地域づくりを目指し、箸蔵地区に知的障害児施設、障害者・高齢者施設を開設。


◇文化賞(50万円)
吉田 勘緑 よしだ・かんろく
昭和54年に二世桐竹勘十郎(人間国宝・故人)に入門し、その年に初舞台。大石神社やまつだい農舞台など全国各地で、古典芸能や自然との融合や他ジャンル の音楽・演劇との接点を求めた文楽の可能性を追求している。昨年10月には「阿波浄瑠璃月間~ジョールリ100公演~」のコーディネートを務め、新作「哀 れ銀十郎」の制作に取り組み、人形浄瑠璃を通じた徳島県の文化振興・発展に大いに寄与している。


◇産業賞(各25万円)
三木 康弘 みき・やすひろ (阿波製紙(株)代表取締役社長)
阿波和紙の伝統を継承している創業93年の老舗。技術革新を意欲的に取り組み、特殊紙・機能紙のトップメーカーに成長した。和紙原料からコットンリンター という非木材繊維を主原料にした環境にやさしい製紙会社への転換を目指している。


一新 実 いっしん・みのる (徳島魚類(有)代表取締役社長)
徳島で漁獲が好調なハモに着目し、骨切りしたものを「徳島の活鱧 きらびき」としてブランド展開。県産水産物を使った安全・安心な加工品開発に尽力 し、事業規模を拡大している。ハモが県を代表する観光資源を「とくしまブランド」確立に大きく貢献している。

 

◇教育賞(50万円)
徳島県人権教育研究協議会 とくしまけんじんけんきょういくけんきゅうきょうぎかい
               (会長:森口博行)
昭和25年発足以来、保育所、国公私立の幼・小・中・高・特別支援学校・大学の学校教育で「差別の現実から学ぶ」人権教育を理念に、人権が保障される社 会、同和をはじめ人権問題の解決を目指す教育や啓発の創造と実践の交流に努めている。

 

◇科学賞(各25万円)
高麗 寛紀 こうらい・ひろき(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授)
国内外における微生物制御工学分野の草分けとして、42年間にわたり、抗菌剤の分子設計、作用・耐性機構に関して多数の業績を挙げ、抗菌関連製品の光触媒 や環境調和型抗菌剤の開発に成功させた。

 

津下 英明 つげ・ひであき(徳島文理大学健康科学研究所教授)
X線結晶構造解析を手段に、多くの重要なタンパク質を明らかにしてきた。サイトメガロウィルスプロテアーゼの結晶構造を世界に先駆けて発表し、プロテアー ゼ阻害剤の基礎を築いた。現在、インフルエンザ・ウィルスの必須の因子の構造分析も進め、細菌感染症の構造生物学に新しい境地を切り開こうとしている。


◇体育賞(各25万円)
三馬 正敏 さんま・まさとし
那賀高校時代から、カナディアンシングル競技を始め、高校1年のときに、ワイルドウォーター・ジュニア日本選手権で優勝。その後、全国の主要大会に優勝を 果たし、日本代表として数々の世界大会に出場した。平成16年に長尾寛征選手とカナディアンペアを結成。たゆまず努力を続け北京オリンピック出場権の道を 切り開き、同種目では日本人初の快挙であり、徳島県人のカヌー競技での五輪出場も初めてという偉業を達成した。

 

長尾 寛征 ながお・ひろゆき
横浜商業高校時代からカヌー競技を始め、那賀高校教師勤務時には、カヌー部員の指導にあたりながら、自らも選手として腕を磨いた。三馬正敏選手とカナディ アンペアを結成。絶妙のコンビネーションと不屈の精神で活躍し3年目に悲願の五輪出場を果たした。